Blog2022.09.22
ラフ?カンプ?トンボ?ちんぷんかんぷん印刷用語集 〜デザイン編〜
印刷会社で日常的に飛び交う印刷の専門用語について紹介するシリーズ「ちんぷんかんぷん印刷用語集」。
今回は、第2弾のデザイン編!印刷用語というよりも、紙面のデザイン制作に関する専門用語についてご紹介していきます。駆け出しデザイナーやこれからデザインに携わる方、必見です!
それではスタート!
・ラフ
ラフとは、本制作に取り掛かる前に、頭の中にあるイメージをざっくりと見える形にしたものをいいます。今では、印刷物に限らずWEBサイト制作などデジタルツールの制作の際も、お客様と完成イメージを共有するツールとして使用されています。
・カンプ
そもそも、カンプという言葉は、「Comprehensive Layout(カンプリヘンシブ レイアウト)」が転じたもので、「完全なレイアウト」という意味になります。その言葉通り、カンプとは、ラフをもとに、写真やイラスト、コピー、書体などレイアウトをより詳細に仕上げた完成見本のこと。ラフ同様、カンプもお客様と完成までのイメージを共有する上で重要な役割を担います。
・トンボ
トンボとは、印刷物を断裁するのに必要不可欠な目印のことです。このトンボを基準に、印刷物は裁断されています。(断裁する部分は写真の点線部分)四隅に配置されるトンボをコーナートンボ、紙面の真ん中に配置されるトンボをセンタートンボといいます。名前の由来は、センターマークのクロスの部分が昆虫のとんぼに似ていることからきているそうです!
また、印刷はCMYK4色のそれぞれの版を使って印刷するのですが、その版を正しい位置に揃える際にもトンボを基準に合わせます。ちなみにこのことを「見当合せ」といいます。見当合せに失敗すると、版ずれを起こしてしまい、美しい印刷物にならないのです。
・塗り足し
きれいな印刷物に仕上げるためには、実際の仕上がりイメージ(納品する部分)よりも印刷データを大きめに作っておく必要があります。納品する際余分になるデータを塗り足し部分といいます。
・級数(Q数)、ポイント数
どちらも文字のサイズを表す単位のこと。「1級(1Q)=0.25mm」、「1ポイント(1Pt)=0.3528mm」で、その倍数で文字サイズを表します。ちなみに、印刷したときに小さい文字がある場合、書体にもよりますが印刷に耐えうるサイズは、6級~7級もしくは、4~5ポイントと言われています。
いかがでしたでしょうか!デザインする上で、役立つ用語をいくつかご紹介しました。
参考にしていただけると嬉しいです。
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