NEWS
  • TOP
  • お知らせ
  • アナログイラストの描き方 -年賀状編-

Blog2022.07.15

アナログイラストの描き方 -年賀状編-

イラストレーター兼デザイナーの上原です。
早いものでラッキー7月。暑い日が続いております。

外は気温30度、湿度80%ほど、ほぼぬるめの風呂の中に入っている状態と言っても
過言ではないのではないでしょうか。(やや過言)熱中症等気をつけてお過ごしくださいませ。

私のイラストのお仕事について

私は、会社でイラストを描く機会が多くお金をいただいているためプロと言っても
過言ではないのではないでしょうか。(過言ではない)

会社の広告等のデザイン制作(冊子、カレンダー、POPなど)で
アナログイラストを描くことがあります。

※アナログイラストとは、紙に絵の具を使って描くこと。

 

パソコンで描くのが主流の中だからなのか意外と需要があるんです!
アナログイラストは筆跡や絵の具の描画跡が残りやすいため、温かみ、味などが出やすく、
デジタルイラストが大多数の世の中で目立つのかもしれません。

今回は、透明水彩 絵の具で描くアナログイラストの制作過程について
ご紹介していきたいと思います。(尺の都合により手順を大分、割愛させていただいてます)

以下画像の丑年、寅年のかわいいofかわいい年賀状は
透明水彩 絵の具という画材で制作しております。

※透明水彩 絵の具とは、色を重ねた際に下地の影響を受けやすい絵の具のこと。

描き方をご紹介するのは以下画像の年賀状の寅ちゃんの方です。
今年、アサプリで販売していたものになります。

【寅年の販売告知のブログ】
https://www.asapri.co.jp/blog/1820/
アサプリで毎年、販売しているものです!

それでは、レッツラGO!

 

↑私が描いた年賀状でございます。かわいいですね。(自画自賛)

使用する画材

使っている道具は、透明水彩絵の具、筆、紙パレット、
古すぎて特級呪物のような見た目の水桶を使っています。

どれもネットで安く簡単に手に入るものですので「なぜこんなに高いんや??」と
会社の経費申請で嫌な顔されないところが
この画材たちの良いところではないでしょうか。

 

↑使う画材たち。透明水彩はいろいろ広告のお仕事で大活躍。まさに主人公。
透明水彩の活躍を引き立てる私の存在はまさに準主人公と言えるでしょう。

机に画材を広げ紙に描画(領域展開)していきます。
花や寅、パソコン上で個別に色が触れるようにパーツ別に描いていきます。

紙はVif Art(ヴィフアール紙)という紙に描いています。
紙は水分を多く含んだ筆で描くとブヨブヨのヨレヨレになりますが、
こちらの紙は相当やんちゃをやらなければ、そんなことにはならないので私のお気に入りです。

この紙は薄いブラウンのため絵の具をのせると暖かな雰囲気を出せるのが
良いところではないでしょうか。(個人の意見です)

 

↑年賀状をパーツを分けて描いたもの。正直、寅ちゃんのイラストはこんなに分けなくてもいいと今となっては思います。

アナログイラストをデーター化する

描いた絵はスキャナーというアナログイラストがパソコンに取り込まれる
不思議な機械で読み込みデータ化します。

家庭用スキャナーは文字を取り込む性能に偏っているため、イラストを読み込むスキャナーは、
CCDセンサーというものが付いているものを選ぶと綺麗なデータになります。(豆知識)

加工

ここからはパソコンで制作していきます。
使っているパソコンのソフトはほとんどのデザイナーが大好きなPhotoshopというソフトです。
データ化した後は以下のような手順で進めていきます。

1.スキャンした際に入った画像のゴミを取る

 

↑スキャナーが汚れたままスキャンすると泣きをみることになります。

2.画像を切り抜きする

デジタルで制作したイラストは12の手順が不要のためちょっとだけ楽ができます。
あくまでちょっとだけです!

3.イラストを配置し年賀状のデザインを制作する

ここからはほとんどのデザイナーが大好きなIllustratorというソフトで素材を配置したり
文字を入れます。デザイナーとしての腕の見せ所ですね〜。(悩み顔)

↑良い感じにイラスト素材を配置。文字を入れてようやく年賀状になりました。

終わりに

この記事を読まれた方が、年賀状をアサプリで頼んでみようかな?
水彩で絵を描いてみようかな?と思っていただける嬉しいです。

年賀状を送るのはまだまだ先です。
ですが、時間とは不思議なもので一週間は長いですが1年は早いものです。
スマホの画面を見ながら「まだ、水曜日か…あと二日、会社に行くのか??」
と思う時もありますが気がつくと月日が過ぎお正月です。(怖)

以上が、アナログイラストの描き方になります。ブログを読んいただきありがとうございました。

 

アサプリは『三重県 印刷会社』『三重県 広告会社』『三重県 制作会社』で
高みを目指しています。広報活動等で弊社でお悩みの際はぜひご相談くださいませ。
(ブログを見て問い合わせしましたと言っていただけると
ブログを書くモチベーションに繋がります。差し支えなければお伝えいただけますと幸いです。)

 

お時間ある時の暇つぶしにおすすめの記事です。ご興味ありましたらどうぞ〜!

上原の前回、制作記事は以下から。
もっと年賀状の話が読みたい!という方は上原の以下の記事がおすすめです。

「アサプリ・アサプリホールディングス年賀状ができるまで」
https://www.asapri.co.jp/blog/1960/

どんな人がブログを書いとるん?(疑心)という方はメンバー紹介の記事がおすすめです。

「アサプリブログメンバー自己紹介」
https://www.asapri.co.jp/blog/2250/